ペットと一緒にお引っ越し…注意すべき点は？

●はじめに

突然の辞令や家族の都合で引っ越しをすることになった時。

人間の移動だけでも大変ではありますが、ペットと暮らしている場合は、ペットちゃんに対する配慮を忘れてはいけません。

 

ペットにとって環境の変化はとても大きな負担になりかねませんので、適切な対応が求められます。

本日はペットと引っ越しをする際の注意点についてご紹介いたします。

 

●引っ越し作業中は必ずケージへ

引っ越しの当日は、見慣れない人が何度も出入りしたり、玄関の扉が開け放たれていたりと、ペットにとっては非常に危険な状態です。

普段は部屋の中で放し飼いにしているペットや、大人しい性格のペットであっても、誰かに噛みついてしまったり、逃亡してしまう恐れがあります。

引っ越しの作業中は必ずケージの中で待機してもらい、必要であれば普段使っている毛布や飼い主さんの匂いがするブランケットなどを、ケージの上からかぶせてあげましょう。

 

●引っ越しに合わせて、ペットグッズを新調するのはＮＧ

せっかくの新居へのお引越し。

人間の家具を新しく購入するのに合わせて、ペットのベッドやおトイレを新調したいという方も多いのではないでしょうか。

 

しかしペットにとっては、今まで暮らしていたおうちから環境が変わっただけでも大混乱の状態です。

自分の匂いがしない新しいペットグッズには馴染めず、さらなるストレスを感じてしまいかねません。

 

ペットグッズを新調する楽しみは、ペットが新しい環境に慣れた後のお楽しみにとっておき、まずはペットが引っ越しの疲れを癒せるような環境を整えてあげましょう。

 

特に猫の場合は環境の変化にかなり弱いので、おトイレの砂の交換もしばらく待ってあげると良いでしょう。

 

●ペットに関する住所変更もお忘れなく

犬をペットとして飼育している場合は、狂犬病予防法にて最寄りの役所か保健所への登録が義務付けられています。

飼育場所が変更になった際は、面倒でも登録事項変更の届出を行う必要がありますので、人間の住居変更と同時に届けておきましょう。

 

また犬以外にも、ペットが保険に入っている場合は保険会社への住所変更連絡が必要です。

ついつい見落としがちなペットに関する住所変更ですが、いざという時のためにしっかりと変更手続きを行っておきましょう。

 

●すぐに駆け込むことのできる動物病院をチェック

引っ越しの直後は、環境の変化からペットも体調を崩しがちになってしまいます。

今まで通っていた動物病院へ通うことの出来ない場所へ引っ越した際は、新しいかかりつけ医を早めに探しておきましょう。

 

●おわりに

体力も時間も大きく消耗してしまう引っ越し。

ついつい自分のことで精一杯になりがちですが、環境の変化はペットにとっても大きな負担です。

引っ越しの際は、大切なペットの安全を一番に考え、体調の変化を注意深くチェックしてあげてくださいね。