まんまるな目とかわいい表情が大人気！フクロウってペットにできるの？

●はじめに

近年人気が高まっているペットに「フクロウ」が挙げられます。

大きくて愛らしい瞳と、賢そうな雰囲気に憧れて、ペットとしてフクロウの飼育を検討される方が多い印象です。

 

本日は最近人気のフクロウの飼い方と注意点についてご紹介いたします。

 

●フクロウってペットにできるの？

ペットショップなどから購入し、フクロウを飼育することは可能です。

しかしながらフクロウの売買に関してはワシントン条約にて取り決めがあり、海外から正式な手続きで販売登録された個体か繁殖個体しか取引することが出来ません。

野生のフクロウを保護して飼育することは法律違反になりますので、注意してください。

 

●フクロウの寿命は？

フクロウは比較的長生きする種類の鳥です。

小型のフクロウの場合は10年から15年、中型もしくは大型のフクロウの場合は20年程度の寿命があるといわれています。

 

フクロウはあまり人になつきませんが、反対に人を襲うこともなく、長い時間を一緒に過ごすことで穏やかに信頼関係を築くことができます。

20年間のお世話は大変ですが、その分とても充実した時間を過ごすことができますよ。

 

●フクロウを飼育する際の注意点その1　対応してくれる獣医師の有無

フクロウはまだまだ珍しいペットですので、フクロウを診察可能な獣医師が少ないのが現状です。

自宅の近くや、通院可能圏内の動物病院で、フクロウに対応してくれる所があるかどうか確認してから飼育されることをおすすめいたします。

 

またふくろうの爪は定期的なお手入れが必要です。

爪のお手入れをお願いできる獣医師やトリマーの有無もしっかり確認しておきましょう。

 

●フクロウを飼育する際の注意点その2　エサは生肉

野生のフクロウは基本的に、ネズミやヒヨコ、ウズラなどを捕食して生存しています。

スーパーなどで販売されている精肉のように血抜き処理のされているものだと、フクロウにとって必要な栄養素が不足してしまい、最悪の場合餓死してしまいます。

 

ネズミの処理が苦手という方は、近くにフクロウの餌として適している処理済みの生肉を購入できる環境があるかどうか確認したうえで、フクロウを飼育されることをおすすめいたします。

 

●フクロウを飼育する際の注意点その3　窓と温度は要注意

フクロウは非常に好奇心旺盛な生き物ですので、少し開いた窓などから簡単に飛び立ってしまいます。

アンクレット(足輪)とジェス(足輪に取り付けるチェーン)は必ず装着し、フクロウのいる部屋も窓を開閉する際はゲージの扉がしっかりとしまっているか確認するようにしましょう。

 

またフクロウは、出身地によって適温が個体ごとに異なります。

少しでも暑すぎたり寒すぎたりすると、ストレスが溜まり急激に弱ってしまうことも考えられます。

フクロウを飼育する際は温度も含めて、フクロウのストレスを極力取り除いてあげることが重要です。

 

●おわりに

いかがでしたか？

鳥類の中でも少し飼育の難易度が高めのフクロウですが、長い期間一緒に過ごすことができ、人気の高さも納得のかわいさです。

 

ペットをお迎えする際は、事前の情報確認や家族の同意が必要不可欠です。

よくご検討の上、ぜひフクロウの魅力に癒されてみてくださいね。